☆No.20 万物は有限である☆


以前このエッセイで
「自分の好きなものが必ずしも
永遠にあり続けるとは限らない」 
という話を書きました。



昔は良かったなぁ…なんて
ふと懐かしい気分に浸ることがありますが、
よく考えてみると
その当時の自分は当時なりに、
何かしらの不安や悩みを
抱えていたことだろうとも
感じます。



だからその時には
自分がどれだけ恵まれているか、
というのに気付きにくいのですが



今と過去の自分との状況を
比較してしまうと
何となく昔のほうが良かったのではないか、
と思ってしまいがちなのです。



最近の日々において、
仕事や暮らしの中で少しずつ
「決まり」とか「環境」、「習慣」
といった要素が自分の中で
確立されてきていました。



それは毎日のルーティーンであったり
一緒に作業をするメンバーであったり
自分の働く環境だったりします。



しかしそういった要素も
永遠に一定に整えられるとは限りません




自分が「こうするのがいつも通り」と
思っていたとしても、
何かの理由で諦めなくては
ならなくなったり、
頼っていた人との別れの時が来たりと
周りの環境は変わってしまいます。



その時にはじめて、
自分がどれだけその安定感、安心感に
依存していたかに気付かされるのです。



たとえ自分が何もしていなくても

知らず知らずのうちに、周りが変化していく。





つくづく私は
永遠なんてないんだな、と感じます。



大切なものを失ったり
何かが変わってしまうことは
大きなショックです。



とはいえその状況に抗うことは難しく、
事実として受け入れなくてはならない事も
多くあります。




そもそも人間の命というものも、
生まれたからにはいずれ死を遂げます。




万物は有限であるからこそ、
今を全力で生きようと思うのです。










人生には必ず終わりがある。

今が一番、幸せでなくては。